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ハザラ人とは?モンゴルが起源で日本人に顔が似てる?アフガニスタンでまだ差別が!?

ハザラ人とは?モンゴルが起源で日本人に顔が似てる?アフガニスタンでまだ差別が!?

ハザラ人とは?モンゴルが起源?日本人に顔が似てる?アフガニスタンでまだ差別がある?!日本人に顔が似ているといわれるハザラ人!アフガニスタンで続く差別とはなんなのか。今回は、ハザラ人の起源や人口などの特徴や、歴史的背景による差別についてご紹介します!

ぬまくん
ぬまくん
くろちゃん、迫害を受けているってニュースでやってたんだけど「ハザラ人」って知ってるわん?
くろちゃん
くろちゃん
あら、ぬまくん。ハザラ人について興味があるなら教えてあげるにゃん。

ハザラ人とは?

ハザラ人とは?モンゴルが起源で日本人に顔が似てる?アフガニスタンでまだ差別が!?

参照:https://www47.atwiki.jp/wikirace/pages/75.html

ハザラ人とは

主に、アフニガスタンの中部の高地に暮らしている民族のことをいいます。

アフガニスタンは、地理的に日本とほぼ同じ緯度に位置しています。
国自体が砂漠か山岳地帯なので、ハザラ人は住みやすいほうの山岳地帯に住んでいます。

アフガニスタンは、残念ながら現在日本からの渡航が禁止されています。
非常に国内が不安定なので、治安があまりよくありません。

しかしアフガニスタンには、有名な観光地もあります。
バーミヤン遺跡はもちろん、透明で美しい湖である「バンデ・アミール」などがあります。
是非治安がよくなったら訪れてみたいところですね♪

また、アフガニスタンには、複数の民族が居住している国でもあります。
その中でも日本人に似ているといわれているハザラ人についてご紹介します。

ハザラ人の人口は?

ハザラ人は、全世界に800万人ほどいるといわれています。
そのうちアフガニスタンには、350万人ほどいるとされており、1番多く居住しています。

350万人と聞くと、多いと思いますか?
日本で言うと、横浜市の総人口とほぼ同じとなります。
横浜市は、東京都の特別区に次いで2番目に多い市なので、とても多いですね♪

現在、3000万人がアフガニスタンで生活しているといわれています。
おおよそ10%程度がハザラ人ということになります。
アフガニスタンでは、3番目に多い少数民族といわれています。
いかにいろいろな民族が暮らしているのかがよく分かりますね。

ハザラ人の服装は?

ハザラ人の服装は、男女で大きく変わります。
まず女性は、カラフルなデザインをした服を着用しています。
家の中で過ごすことが多いので、軽めの素材で作られています。

ゆったりできることが1番ですね♪

男性は、ペラハン・ウ・トゥンバンと呼ばれる衣装を着用しています。
ペラハン・ウ・トゥンバンは、パジャマのようなものです。
ウールやコットンでできていて、機能性に優れているそうですよ。

ハザラ人は、たくさんの服を持つことなく必要最低限で暮らしています。
過ごしやすい服装をいくつか持っていればそんなに多くは必要ないですよね♪

ハザラ人の言語は?

ハザラ人は、ハザラギという言葉を主に話します。
ハザラギは、ダリー語の方言です。

アフガニスタンは、パシュト語とダリー語の2つが公用語です。
そのうちのダリー語という言葉は、アフガニスタン政府によって定められたものです。
もともとはペルシア語と呼ばれていたそうです。

つまりハザラ人は、公用語の方言を話しているということですね。
特徴として、ダリー語に加えて、モンゴル語系の単語を多く含んでいます。
そのため、イラン国内でも会話ができるそうですよ♪

ハザラ人の宗教は?

ハザラ人は、主にイスラム教のシーア派を信仰しています。
アフガニスタンの隣国であるイランと同様の宗教になります。

ただ、アフガニスタンは多くの人がイスラム教のスンニ派です。
宗教は争いの元になることが多くあり、アフガニスタンで内紛が絶えないのもこれが原因であることも多いといわれています。

あまり実感は湧きませんよね?
日本はそれほど宗教によって大きな差別が起こることは少ないです。
アフガニスタンでは信仰心がそれぞれ強い分、争いは起こりやすくなるようです。
なんとも悲しいことですね・・・。

ハザラ人は日本人に顔が似てる?!

ハザラ人とは?モンゴルが起源で日本人に顔が似てる?アフガニスタンでまだ差別が!?

参照:https://www47.atwiki.jp/wikirace/pages/75.html

ハザラ人は、ジンギスカンによって建国されたモンゴル帝国に起源を持つといわれています。
モンゴル帝国は、アジアも含んでいた大きな国でした。
実は、ハザラ人はチンギスハンの末裔とも言われているそうなんです!

なんだか教科書で学んだ内容がちょこちょと出てきますね♪

そのため、ハザラ人は見た目が、日本人によく似ているといわれているんですね。
もしアフガニスタンに行ったときに、現地の衣装を着ていると日本人はハザラ人だと思われることもあるそうです。
それくらい似ている、といわれるとなんとなく親近感が湧いてきますね♪

まだ、ハザラ人には、ノアの子孫であると信じている人もいるそうです。
ノアといえば、あの有名なノアの箱舟のことですね。
これに関しては事実かどうか分からないのですが、信じている人々がいるのは確かです。

ハザラ人は悲しい差別を受けてきた?

ハザラ人は、アフガニスタンで生活しているほかの民族とは様々な面で異なります。
身体的な違いや、宗教的な違い・・・そんな理由でハザラ人は、何世代にも渡り差別を受けてきました。

ハザラ人は、様々なものを制限され苦しんできました。
大学に行く人や政府機関に勤める人は、ほぼいなかったといわれています。
最近でこそ少しずつ増えてきたようですが、まだまだ少ないです。

ハザラ人に対する迫害とは?

アフガニスタンでは統治者が変わるたび、民族浄化が行われました。
その主な対象となったのは、ハザラ人でした。
アフガニスタンはスンニ派が主だったので、シーア派であるハザラ人は格好の餌食だったんですね。

1900年代後半、シーア派であるハザラ人を殺すように国王が命じました。
この当時、何万人ものハザラ人が犠牲になったといわれています。
そのため、国外への逃亡し、海外へと出て行くハザラ人が多くいました。

宗教の違いは考え方の違いを生みます。
今でこそお互いを認め合おうとする動きが見られますが、この当時は違う考えを排除する方法が主流だったのです。
様々な歴史的背景があるとはいえ、聞いていると悲しく胸が苦しくなります・・・。

2004年にアフガニスタンの新憲法が採択!

2004年に、アフガニスタンで新憲法が採択されました。
これによって平等な権利がハザラ人にも与えられるようになりました。

これで安心?そう思いますか?

そうではありません。
憲法上は、ハザラ人にも権利が与えられました。
しかし、今まで行われてきた差別がいきなりなくなるわけはありませんよね。

貧困状態は続き、差別は今もなお、なくなっていません。
政府からの十分な公的サービスも受けることができません。

よって、政府に対しての不満が募った結果、デモが行われています。
今でもなお、デモ活動を通してハザラ人にも権利を!と主張しています。

その中でニュースになり、有名になった出来事があります。
それは2016年7月23日にカブールで行われた大規模な抗議デモです。
このデモは、過激派組織ISにより自爆テロが起こり、80人以上も亡くなる悲劇が起こりました。

この惨劇を繰り返さないためにも、現在もハザラ人はデモという形で戦っています。
私たち自身も遠い地の話としてではなく、何かできることはないか考えていくことが必要ですね。

ハザラ人は友好的で勤勉な民族!

ハザラ人には悲しくて辛い過去がありますが、ハザラ人は自らに誇りを持っています。
ハザラ人は、一般的に貧しく、経済的機会にも恵まれていません。
それでも客人にはおもてなしの気持ちがあり、友好的で、勤勉であるといわれています。

ハザラ人の文化は様々!

ハザラ人は、皆で集まってダンスを踊って、歌います。
伝統的なフォークダンスとしてドゥバイティスと呼ばれるものがあります。
そのダンスを通じて、歴史や愛を語るのです。

他にも、ダムボラという楽器があります。
ハザラ人の伝統的な楽器です。
ギターみたいなものだと想像してくださいね。

宗教による祭事も盛大に祝ったり、新年も祝ったりします。
なんだかとても楽しそうですよね!

また、日本の文化と似ている文化があります。
過去の出来事を伝える民話が多く存在していたり、幽霊の存在を信じていたりします。
日本昔話のようなイメージを持ってもらえたらと思います♪

それにくわえて、ことわざもあるんです!
ね、なんとなく日本と似ていると思いませんか?

ハザラ人は、大家族で暮らす?!

ハザラ人は、大家族で暮らしています。
祖父母、両親、子ども(息子)、は日本でも暮らしている家庭はありますよね。
ハザラ人はその家族に加えて、息子たちの嫁、その子どもたちも一緒に暮らします。

イメージはサザエさん、という感じです。
サザエさんは嫁夫婦ですが、イメージはそういう家族構成ですね。(笑)

祖父母は積極的に孫の面倒を見ます。
経済的に苦しいことが多いですが、大家族でお互いに助け合っているんですね。

ぬまくん
ぬまくん
ハザラ人についてよく分かったわん!辛い歴史が分かって心が苦しいけど、いろいろな民族を知ることが大切なことが分かったわん。
くろちゃん
くろちゃん
そうね、ぬまくん。いろいろな民族を知っていくことが大切だから一緒に勉強していこうにゃん。